相続・離婚で必須? 財産目録の作り方

財産目録をつくるメリット

相続税の簡易計算をするには、財産目録を作成する必要があります。
財産目録とは、相続財産を一覧表にしたものだと思えばOKです。
では、財産目録の具体的なつくりかたについて見ていきましょう。

資産を把握しよう

まずは、エクセル等で財産目録用のシートを作成しましょう。
パソコンが苦手な人は、手書きでもOKです。
現金は時価ですので、普通預金、定期預金、金庫等にしまっている現金等を合計するだけで完了です。

金融資産(株式・外貨等)をまとめる

現金以外の金融資産を保有している場合は、とりあえず現在の価値で合計額を求めてみましょう。
実際の相続評価は、死亡した時点での価値になりますが、目安を掴んでおくことが大切です。

保険資産を把握しよう

財産目録に記載する必要がある保険資産は、主に死亡保険です。
被相続人が支払っていた保険金があれば、一覧表にしておきましょう。
保険資産の評価額は、解約返戻時の評価額か、死亡時の受取金額のどちらかになりますが、とりあえず簡易計算する目的であれば、将来の受取金額で計算するのが良いです。

不動産の地番と広さと評価額

まずは、所有不動産のリストを作成しましょう。次に、各不動産の地番を調べます。地番は登記簿謄本や契約書等に記載されています。それぞれの地番の㎡数を記入していってください。少し大変な作業かもしれませんが、1つずつ調べてみて下さい。

不動産の評価額

相続税の計算につかう不動産の評価は、路線価を基準に算出するのが基本です。
路線価は、国税庁のサイトで確認することができますので、サイトから対象地をみつけて㎡単価などを調べる必要があります。
この㎡単価と土地面積を掛けた金額が、ざっくりとした不動産評価ということになります。
正確には、ここから様々な加減計算を行うのですが、知識の無い人にとってはかなり難しい内容ですので、簡易計算で把握しておけば十分です。

まとめ

財産目録をつくると、相続税の計算が簡単にできる状態になります。
不動産の評価を出すのは少し難しく感じるかもしれませんが、時間をかければ簡単にできる作業ですので、チャレンジしてみてくださいね。

最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

ご相談を検討されている方へ

相続対策は、お客様の状況によって最適な方法が異なります。もし、相続税対策や不動産の運用にお悩みでしたら、私たちにご相談ください。
不動産と相続に精通した専門家が、お客様の状況に合わせて最適なプランをご提案いたします。